アウトプット重視
大人の学びはアウトプット重視が良い。アウトプットを意識してインプットをすることで、インプットの質も効果的になる。
しかし、うっかりするとインプットの比重が大きくなる。読んだり見たり聞いたりする方が、楽で楽しい。自らアウトプットして行動していくことは、億劫に感じる。億劫に感じるが、自分を表現するのであれば、アウトの手法を決めなければならない。音楽、文章、絵画、スポーツ、物語、映像、写真、物語、服、建築、製品、工業デザイン、技術、講義。
アウトプットの手法に合わせて、インプットの手法を変える。そして、学ぶ手法を変えていく。学ぶ前に何をアウトプットしたいのかを決めることは、学びに対するゴールを決めることにつながる。好きなことを学ぶのであれば、ゴールは必要ない。そのことを、ずっと続けていけばいい。しかし、好きなことを学ぶだけであれば、快適ゾーンにいるだけで、もう一段上の技術は身につかないかもしれない。上級者になるために、楽しいけど少し難しいを実践する必要がある。実践していくにあたり、ゴールを決めることは、アウトプット優先で学ぶことに必要である。
コミュニケーション
コミュニケーションの方法は、どのように学ぶのだろうか。まずは、その人の伝えたいことの裏側にあること事柄を、読み取らなければならない。例えば、自分の責務を全うするために、許可できない行動があるとする。しかし、その人の行動は理解できる場合、何とか助けてあげたいと思う。その時に、ちょっとした言動で、「自分は許可できない立場をとっているが、助けてあげたいと思っている」と伝えるための行動を示唆する。直接的には伝えないが、相手の行動を尊重する。直接的に伝えることだけが、コミュニケーションではない。言動や立ち振る舞いで、伝えるコミュニケーションもある。
言動ではなく立ち振る舞いの中で、こうじゃないかな、とお互いの了解ができる。所作で気持ちを表す。こう振る舞えば、相手はこのように感じるだろうという、直感的な振る舞いがある。これは学ぶというより、初めから人として埋め込まれている本能だろう。直観的な振る舞いは、新たに学ぶのではなく、振る舞いによってどの様に人が反応するかを知り、相手の反応に気づき、使うことが大切になる。
コミュニケーションによって、相手を理解する。相手にこうして欲しいと伝える。相手と比較して、自分が何者なのかを知る。人間は一人では生きられない。何かと関わって生きていかなければならない。関わりを楽にするために、コミュニケーションを知り、どのように対応していくかが大切になる。それを学ぶためには、場数が重要になる。