人とのコミュニケーションは、話すことが基本である。
音の高さ、抑揚、リズム、微妙な変化を聞き取って、音を意味として捉える。
物体の名前、動作、感情、それぞれを言葉として、共通認識を持つ。
何を伝えたいのか、何を言ってるのか、お互いのやり取りが、話すコミュニケーションとなる。
自分が話したいことが、思い浮かぶ。
それを話しているうちに、自分の言ってることを精査し、自分に対してフィードバックしている。
通常、話している時に、このフィードバックを積極的に感じることはない。
しかし、積極的に活用するができれば、アウトプットの改善として役立つ。
積極的に活用する方法として、下記がある。
- 子供に教えるように話す。
- 自分の話していることを録音する。
- 話終わった後、何を言っていたのか思い浮かべる。
- 一つの言葉の言い換え語句を探す。
子供に教えるように話す。
自分の伝えたいことに対して、前提が異なっていたり、専門用語を使っていたりする。
それだと、伝わりにくい。簡単な言葉を使い簡潔に話した方が伝わる。
子供に説明するようにまとめることで、自分に対しても分かりやすくなり、記憶に留めやすくなる。
自分の話していることを録音する。
自分が話していることを録音してみて聞いてみると、感じることが意外と多くある。
自分の話していることが、他人のように聞こえる。
他人のように聞こえるから、客観的に聞くことができる。
自分が話している論理展開は、おかしくないか。
一文が長くて分かりにくくないか。気になる口癖はないか。
フィードバックした内容をチェックすることで、改善することができる。
話終わったあと、何を言ってたのか思い浮かべる。
話終わって一息ついた時、ざっと話したことを思い浮かべることにより、どこを直したら分かりやすいか、簡潔に話すことができたのか、フィードバックすることができる。
ポイントは、ざっと全体を思い浮かべること。
詳細を突き詰めると悪いところが目につくが、全体を見ることで、良いところも見えてくる。
フィードバックのバランスが取れる。
一つの言葉の言い換え語句を探す。
最適な言葉を探すのは、表現力の向上につながる。
自分が話したことを、別の言葉に置き換えてみる。
置き換えた言葉の方が、より自分の気持ちや言いたいことを的確に表せる状況がある。
使える表現を増やすことは、話す内容の向上につながる。
話すことを客観的に捉えること。これが重要である。
自分が分かるように話すときは、複雑な言葉を使っても良い。
しかし、相手がいる場合は、相手の労力を取らないように、簡単簡潔に伝える方が良い。
自分へのフィードバックをするときは、一人よがりになっていないか注意することも大切だ。
相手も自分と同じ絵を描けるように、なるべく本質だけを伝えて、簡潔な絵を描けるようにする。
自分へのフィードバックをするときも、簡潔な絵が描けるかを注視してみると良い。