聞くことは、学ぶ上で大切なメソッドである。
聞いて学ぶことは楽しい。しかし、聞くことは受け身である。
受け身だと、どうしても聞き流してしまうことがある。
積極的に聞く姿勢を取ることにより、理解を深めて学ぶことができる。
理解が深まっているか確認する基準として、「聞いたことを説明できるか」という方法がある。
意外とこれができない。
集中していないと7割以上は、一度聞いただけでは詳細に説明できない、というのが実感だ。
分かった気になっているというのは、この状態なのだろう。
「聞いたことを説明できる」ことを確認する手法として、自分の説明を録音する方法がある。その内容を再生して、聞くことをお勧めしたい。
誰でもスマホを持ち歩く時代となった今、録音は手軽になった。
おかげで、自分の声を吹き込み何度も聞く手法が、身近となり、試しやすくなっている。
あとで説明する必要があると思うと、「聞くメソッド」を、受け身だけではなく、積極的に聞く姿勢に変えることができる。
聞いて覚えるというのは、実は一番身体にとって簡単な方法ではないかと思う。
赤ちゃんは言葉を習熟する過程で、まずは聞くことから始めている。
聞くことは学ぶ上で、一番初めに実践する方法であり、聞いて覚えることが一番楽に実践できるというのは、実感するところだ。
そして再生するプレイヤーには、2倍速の機能がついている。
2倍速で視聴することにより、時短になるだけではなく、脳が素早く反応するようになる。
スマホ以前に2倍で視聴する方法は、PCのソフトウェアかICレコーダーくらいしか考えられなかった。
ICレコーダーだと持ち運びが楽で、音声ファイルも保存できた。
英会話やオーディオブックの音声ファイルを保存して、2倍速で聞いていたことがある。
特に英会話においては、スピードに合わせて脳が素早く反応するのを実感した。
速度に慣れてくると1倍速にしたときに、とても会話が遅く感じることができ、理解するのが楽になった。
リスニングスキルを伸ばす上で、とても有効な手法であった。
聞いて脳が処理する速度は、思っている以上に素早い。
日本語だと2.5倍速でも理解が追いつくと感じる。
そして、そのスピードに慣れると、もっと速い速度でも対応できるようになる。
聞くことによる脳の処理速度は、トレーニングによって伸ばすことが出来ると実感する。
そして、聞く能力はトレーニングよる伸び率を一番感じやすい。
理解が素早くなることは、トレーニングの積み重ねに比例して伸びていくことを実感する。
「聞くメソッド」は、2倍速だけでなく、まだまだ他のメソッドがあると感じる。