読む時に記憶に残りやすい方法がある。感情と共に読む方法だ。
ミステリー小説を読んでいるとわかりやすい。
事件が起きた時の衝撃、推理していく時のドキドキ、二転、三転する事件の行方。
あっと驚く結末。一冊の本の中で、感情が揺れ動く。
感情が揺れ動いたシーンは、映像として記憶に残り、また、その場面を再生しやすい。
友達に話す時には、そのシーンを思い浮かべながら話すだろう。
普段、勉強のため専門書や新書を読む中で、感情を出しながら読むことはあまりない。
その中で、感情と結びつけて読むにはどうしたら良いだろうか。次の方法を考えてみる。
- 状況を細かくイメージする。
- 自分の行動に置き換えてみる。
- 誰かの行動に置き換えて、自分がどう感じるかを想像する。
1. 状況を細かくイメージする。
専門書などを読んでいる時、その状況を細かくイメージする事によって、より自分事として捉えることができる。
自分事として捉えることにより、感情が伴ってくる。
イメージを絵や記号として捉えて、そのカタチに対して自分がどのように感じるかによって、感情を引き出すこともできる。
2. 自分の行動に置き換えてみる。
読んでいる内容に対して、自分はどのように行動すれば良いのか、想像しながら読む。
自己啓発本だと、やりやすい。
自分の行動が思い浮かべられると、行動から引き出される感情が伴ってくる。
行動を思い浮かべるだけでも記憶に残りやすくなるが、感情まで引き出されるとより記憶が強化される。
3. 誰かの行動に置き換えて、自分がどう感じるかを想像する。
自分事として捉えにくい時は、他人の行動として捉えてみる。
他人の行動に対して、どのように自分が感じるかを想像する。
他人に対しての感情なので、より思いが強く出る傾向がある。
その感情を利用して、記憶を強化することができる。
番外編として、昔、テレビドラマで主人公が実践していた方法を紹介する。
「覚えたい事を思い浮かべた後に、自分にシッペして痛みと共に覚える。」
痛みを感じた時には、記憶が強化されるらしい。
確かに、記憶に残りやすいとは思うが、あまりお勧めしない。痛みは嫌な感情なので。