学ぶ 走る

アウトプット

学びについて考える時、走るに例えられることがある。走る時にはゴールがある。距離がある。走る速さが一定であれば、どのくらいの時間がかかるかわかる。学ぶ時にもゴールを設定する。ゴールに向けて、どのくらいの勉強量が必要かわかる。勉強量がわかれば、どのくらいの時間がかかるかわかる。

走りはじめはつらい。呼吸が上がってきて、少し内臓も違和感を感じる。身体がだるくなってきて、歩きたくなる。学び始めもつらい。わからないことが多過ぎて、調べることが多過ぎて、すぐに放り出したくなる。しかし、ここを乗り越えると身体は徐々に馴染んでくる。呼吸も楽になってくる。学びも続けていれば、理解できることが増えてきて、徐々に楽になってくる。学びが楽しくなっていく。

いかに継続していくかは、いかに自分のペースを守っていくかによる。走っている時に、ペースのアップダウンがあるとつらくなる。坂道も上りはマイペースに呼吸を整えながら上り、下りは重力に身を任せて力を抜いて降っていく。

走り続けていると、補給も大切になってくる。脱水症状になる前に水を飲むことが大切だ。ハンガーノックになる前に、食べることが必要だ。学びも今何が必要なのか自分に問いかけて、必要なものを補給していく。先を見据えて休むことが必要であれば、休むようにする。補給をどのタイミングですれば良いかは、自分だけが知っている。自分との対話が大切になる。

走り続けていると飽きてくることがある。飽きてきてもペースを乱してはならない。見出してしまうと後で辛くなる。視点を変えることだ。周りの景色を見渡してみる。季節を感じる。漠然と思い出すことを頭に浮かべてみる。あえて呼吸に集中してみる。飽きが来ても、心を保つ。学んでいても、飽きてくることがある。その時は、別の分野を見渡してみる、または基礎に戻ると良い。飽きが来ないように、復習する時も常に新しいことを取り入れながら、実施することが大切になる。

走り続けていると、徐々につらくなる。辛くなって止まりたくなる。股関節が痛くなってきて、太ももが筋肉痛になり、ふくらはぎが攣ってくる。それでも走り続けるには、ペース配分と我慢が大切になる。学びには肉体的つらさがない。その分、精神的に辛くなってくる時がある。学んでいると、いつまでやらなければならないのか、不安になるときがある。そんなときは少し我慢をして、できることに目を向けてみる。できることに目を向ければ、気持ちが楽しくなってくる。楽しくなれば継続できる。継続すればゴールがみえてくる。

走り続けると、ゴールが見えてくる。ゴールがみえれば、勇気と元気が湧いてくる。そしてこれ以上になる喜びが待っている。学びも結果が見えると、楽しさが増してくる。この気持ちがわかるからこそ、走る・学ぶ道程を耐えることができる。