聞く 傾聴する

インプット

聞くことは、学ぶ上で一番伸びやすい技術である。
赤ちゃんが言葉を覚えるとき、まずは聞いている。
第二外国語を学ぶ上で大事なのも、聞くこと(リスニング)である。
相手が何を言ってるのか理解することが、まず初めに重要である。
相手が言ったことに対して、自分の言いたいことを返す。
この繰り返しで、コミュニケーションが成り立っている。

家族や親しい友人との会話だと、リラックスして聞き流している。
聞き流していても、会話の内容が頭に残っていることが多い。
頭の中で無意識に重要だと考えていることは、頭に残っている。
しかし、重要だと判断していないことは、自然に忘れていることがある。
会話の内容を忘れてしまうと、その後のコミュニケーションが成り立たない。
忘れないように話を聞くには、傾聴の姿勢が必要になる。
傾聴すると、下記のことが改善される。

  1. 相手の伝えたいことを理解して、記憶に残そうとする
  2. 聞こうとする態度が相手に伝わり、相手の話を引き出すことができる
  3. 会話の場の雰囲気を、鋭く感じることができる

相手の伝えたいことを理解して、記憶に残そうとする。
傾聴の姿勢をとることによって、聞くことに集中できる。
聞くことに集中していると、そのことを理解しようとする。
理解が深まると、記憶に残る割合が高くなる。
記憶に残れば、次のコミュニケーションにつながる。

聞こうとする態度が相手に伝わり、相手の話を引き出すことができる。
傾聴の姿勢だと、相手に対して興味があるということが伝わる。
興味を持ってくれる相手は信頼して、より多くの話をしようとしてくれる。
更に効果的に相づちを打つことにより、ますます話をしてくれようとする。
多くの情報を引き出すことができて、コミュニケーションの幅が広がる。

会話の場の雰囲気を鋭く感じることができる
傾聴の姿勢だと集中力が高まる。
集中力が高まることにより、周りの空気を感じるようになり、場の雰囲気を把握できる。
場の雰囲気を感じ取れば、相手の話を引き出すには、何が必要であるかを理解する。
場の雰囲気によって、傾聴の姿勢を相づちや表情を使い、微妙に変えることができる。

傾聴の姿勢を常にとっていると、相手からの信頼感が増す。
信頼してくれるからこそ、いろいろな深い経験を聞くことができる。
傾聴することで、情報量が増える。
そして、集中して聞いているので、聞いた話が記憶に残る。
次のコミュニケーションにつながる。
人から何かを学ぶ上でも、大切な姿勢である。