聞くことは、学ぶ上で一番伸びやすい技術である。
赤ちゃんが言葉を覚えるとき、まずは聞いている。
第二外国語を学ぶ上で大事なのも、聞くこと(リスニング)である。
相手が何を言ってるのか理解することが、まず初めに重要である。
相手が言ったことに対して、自分の言いたいことを返す。
この繰り返しで、コミュニケーションが成り立っている。
家族や親しい友人との会話だと、リラックスして聞き流している。
聞き流していても、会話の内容が頭に残っていることが多い。
頭の中で無意識に重要だと考えていることは、頭に残っている。
しかし、重要だと判断していないことは、自然に忘れていることがある。
会話の内容を忘れてしまうと、その後のコミュニケーションが成り立たない。
忘れないように話を聞くには、傾聴の姿勢が必要になる。
傾聴すると、下記のことが改善される。
- 相手の伝えたいことを理解して、記憶に残そうとする
- 聞こうとする態度が相手に伝わり、相手の話を引き出すことができる
- 会話の場の雰囲気を、鋭く感じることができる
相手の伝えたいことを理解して、記憶に残そうとする。
傾聴の姿勢をとることによって、聞くことに集中できる。
聞くことに集中していると、そのことを理解しようとする。
理解が深まると、記憶に残る割合が高くなる。
記憶に残れば、次のコミュニケーションにつながる。
聞こうとする態度が相手に伝わり、相手の話を引き出すことができる。
傾聴の姿勢だと、相手に対して興味があるということが伝わる。
興味を持ってくれる相手は信頼して、より多くの話をしようとしてくれる。
更に効果的に相づちを打つことにより、ますます話をしてくれようとする。
多くの情報を引き出すことができて、コミュニケーションの幅が広がる。
会話の場の雰囲気を鋭く感じることができる
傾聴の姿勢だと集中力が高まる。
集中力が高まることにより、周りの空気を感じるようになり、場の雰囲気を把握できる。
場の雰囲気を感じ取れば、相手の話を引き出すには、何が必要であるかを理解する。
場の雰囲気によって、傾聴の姿勢を相づちや表情を使い、微妙に変えることができる。
傾聴の姿勢を常にとっていると、相手からの信頼感が増す。
信頼してくれるからこそ、いろいろな深い経験を聞くことができる。
傾聴することで、情報量が増える。
そして、集中して聞いているので、聞いた話が記憶に残る。
次のコミュニケーションにつながる。
人から何かを学ぶ上でも、大切な姿勢である。