アウトプットとして、書くこと、話すことがある。
書いているうちに、数珠つなぎのように言葉が出てくることがある。
それらを書いていると、頭が整理されて、伝えたいことが明確になる。
書くことで、履歴として残る。
その場だけで伝えるのではなく、時間を超えて伝えることができる。
他人に話すうちに、自分が何をしたかったのかが分かるようになる。スッキリすることがある。
話すことは、一人ではやりにくい。相手がいた方が良い。
相手がいることで、その反応を見ながら、話すことができる。
相手が質問をしてくれると、それに対して考えることがあり、考えるうちに自分の言いたいことがまとまってくる。
話すことには相手に伝える効果のほかに、自分の意見をまとめる効果もある。
話すことは音声として記録しない限り、その場限りのアウトプットになり、後に残らない。
今、ここ、を意識した伝え方になる。今、ここ、を重視するために話す。
記録には残らないが、頭に音の記憶として残りやすい。
音として発しているので、リズムもある。
話すことは形として残らないが、記憶としては残る手法である。
書くことと、話すことの、メリットとデメリットは、以下の通りだ。
書くこと メリット
1. 自分を客観的に見れる。
2. 強制的に考えさせられる。
3. 書くこと自体がインプットになる。
4. 一人で出来る。
5. 書いたことが残るので、後でフィードバックできる。
書くこと デメリット
1. 腰を落ち着けて、書く必要がある。
2. ペンと紙を準備する必要がある。
話すこと メリット
1. 話しているうちに、考えがまとまってくる。
2. 今、ここ、を重視できる。
3. 相手が問いかけてくれるので、新たな発想を生み出しやすい。
4. 音としてリズムを持っている。
5. 記憶に残りやすい。
話すこと デメリット
1. 相手がいた方が良い。
2. 録音しなければ、記録に残らない。
伝える手段として、書くこと、話すことがある。
相手に伝わるようにするであれば、相手が同じ前提を持っていなければならない。
相手と共通の「言葉」が必要である。
しかし、伝えたいことがあるならば、言葉だけが手段ではない。
絵文字だって、馬鹿にはできない。ドット絵だって馬鹿にはできない。
文字にならない音だって、相手には感情が伝わる。
前提が同じであるかは大切な要素だが、人類として共通の前提がある。
書くこと、話すことは、行為としてその前提が成り立っている。
使い方の問題である。