集中スイッチの入れ方を知っておくと、学びの時間が充実する。
「カチッ」と切り替えることにより、「フワッ」とした時間が無くなり、すぐに実行したい行動に移ることができる。
スイッチを入れるには、いくつかのメソッドがある。
- 着替える
- 散歩する
- 唱える
- ルーティン
着替える
服装によって、切り替える効果は大きい。
スーツを着れば仕事モード。ジーンズであればリラックスモード。
ランニングウェアであれば、走るモード。
服装によって、何を行うかを決定できる。
そして、心も切り替えることができる。
これから実施することに集中する体制が整う。
散歩する
歩いているうちに、気分が変わっていく。
歩き終わった後の爽快な気持ちで、次の行動に向かうことができる。
リフレッシュした脳は、初めから集中しやすい状態になっている。
唱える
自分の気持ちを変えるために、口に出すマジックワードを決めておく。
そのフレーズを行動に移す前に、心で唱える。声に出すのも有効だ。
モチベーションをあげるためのフレーズであると、スイッチが入りやすい。
ルーティン
一連の行動をすることで、次への行動に対してスイッチを入れる。
緊張していたり、イライラしていても、ルーティンを実行すれば平常心に戻れるようにする。
ルーティンを決めて実行することは、スイッチを入れるうえで効果的である。
なだらかにスイッチを入れる方法もある。
いつの間にか集中していたという状態だ。
脳が拡散モードから集中モードへ移行していく感覚だ。
集中したい事柄の周りにあることを、ボヤっと考えながら、集中する方向へもっていく。
実施したいことを考えながら、いつの間にか集中している。
カチッというスイッチではなく、坂を転げ落ちるようなスイッチの入れ方である。
学ぶときには、初めにスイッチを入れたほうが集中しやすい場合と、なだらからにスイッチを入れた方がよい場合がある。
初めにスイッチを入れたほうが集中しやすい場合は、時間に制約があるときである。
締め切りがあれば、初めにスイッチを入れて集中した方が良い。
なだらかにスイッチを入れた方が良い場合は、時間の制約がなく、分散した考えをまとめていく場合である。
ゆっくりと多岐にわたって考えを張り巡らせているうちに、スイッチが入り気づいたら没頭している状態だ。
いずれにせよ、スイッチを入れるメソッドを利用して、目的の行動に向けて素早く集中に持っていくことが大切だ。
「切り替え」は、学ぶ上で大切な要素である。