就職してから英語が必要になった。
読み書きは何とかできるようになったこの20年。だが、話すことはままならない。
日常業務はテキスト(メールやチャット)のやりとりで済んでしまう。
たまにある打ち合わせで、パッと英文が出てこなくて四苦八苦する。
何を言い返せるか、英文を頭に思い浮かべられない。
読むことはできるのに、書くことは多少できるのに、話すことへの応用がきかない。
そんなレベルをずっと続けてきた。
なぜ話すことができないのだろうか。
答えは明確だ。話す機会が少ない、これに尽きる。
英語を話す機会を持たなければならない。
改めてそう考えたのは、ある記事で、「英会話の上達を目指すなら、オンライン英会話一択である。会話は毎日続けることで、上達する。オンライン英会話なら、月に7000円程度で毎日レッスンが受けられる」と予備校英語教師が、言っていたからである。
意を決して、DMM英会話を申し込んでみた。
ネイティブプランとノンネイティブプランがある。
話す機会を持つことが目的なので、ノンネイティブプランを選択した。
毎日25分1コマで予約ができる。予約の方法は、空いてる時間を検索する。
検索すると予約できる教師が出てくる。評価の良い順に並んでいる。
教師を選択すると、自己紹介を見ることができる。
自己紹介文で自分と趣味が合いそうな人を選んで予約する。
レッスン時間になったら、レッスンページに入る。音声とカメラをオンにする。
時間になったらコールが鳴るので、レッスンを開始する。
DMM英会話の講師には、複数言語を扱える方がいる。
複数言語を扱える講師に、話す言語によって人格(personality)が変わるか聞いてみた。
下記のような返答だった。
「もちろん、声のトーンも違うし、人格も変わる」
「そんなこと聞かれたことなかったけど、変わっている気がする」
「基本的なところは変わらないけど、言語によって性格が変わる」
全員の返答が、「変わる」だった。
そして英語を話すときは、よりオープンにアクティブになる、という返答だった。
英語という言語を話すときに、ネガティブな表現をするのではなく、よりオープンに、よりアクティブになれるのが、英語の特徴ではないだろうか。
多言語を学ぶということは、それだけ自分の人格を増やすことになる。
人格が増えると、その人格から別の人格を眺めることができる。
そうすることで、複数の視点を得られる。
複数の視点をもてれば、それだけ考え方に幅と深さがでてくる。
ひいては人生を豊かにしてくれる。
言語を学ぶときに他の人格になりきる、というのは、有効な学ぶメソッドである。